2017年8月8日火曜日

スタッフおすすめ本紹介『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』

『男も女もみんな
   フェミニストでなきゃ』
チママンダ  ンゴズィ  
      アディーチェ/
河出書房新社
367.1/



 ビヨンセが「Flawless」の
歌詞として取り入れ、
DiorTシャツを作るなど、
世界27か国で刊行され、
大きな話題となった1冊です。



著者の柔らかい語り口でジェンダー問題が
わかりやすく語られています。

解説の中で、彼女は自分が生まれた「アフリカ大陸」に対するイメージについて「紛争・飢餓・病気・援助」といったものが多く、
それだけではない部分を知ることも大切だと語っています。

私も、初めてネパールに行った時のことを思い出しました。
「途上国」「援助」という言葉だけでイメージしていたその国で、
貧しいながらも豊かな暮らしを目の当たりにし
「思っていた風景と全然違う!」とビックリしました。
自分の思い込みで価値観がガラリと変わった瞬間でした。

きっと知らず知らずに思い込んでしまっている、
知ったつもりになっていることはまだまだ沢山あると思います。

まずは「知る」ということ。

タイトルの『男も女もー』というところがいいですよね。
男も女も互いのことを知るということ、そこからがスタートです。

「昔と違って今は男女平等じゃないか」と思っている方にこそ、
ぜひ読んで欲しい一冊です。



M.Y