2016年11月26日土曜日

すてっぷゼミナール2016 女性が学び・発言するためのエンパワーメント講座③

◆STEP3 もう我慢しない!働きやすい職場づくり◆

日時…10/30(日)14:00~16:00   
講師…丹羽麻子(一般財団法人女性労働協会 女性就業支援専門員)

今年度のすてっぷゼミナールは4回連続講座です。
第3回は「職場のハラスメント対応」がテーマでした。


避けては通れない職場の人間関係、些細なことでも積み重なれば悩みは尽きません。
深刻な事態に至る前に何かできることがないか、参加者みんなで考えました。

ハラスメントの悩みは、男女ともにあります。
今回あえて女性限定にした理由は、講座の中で参加者同士の話し合いを安心して行うための配慮からです。
最初に丹羽さんが、「話す内容は言える範囲で、パスもあり、この場で聞いたことはこの場限り」というルールを確認してからスタート。
 まず、理不尽だと思った出来事や言いたいことを黙らされた体験など、自分の経験をシートに書き出してみました。
その時の自分の気持ち、自分と相手と周囲の人の行動への影響も書き出してから、その内容を他の参加者とも共有しました。
さらに、厚生労働省の調査結果や人事院の事例などから、職場の問題が女性個人の問題にすり替えられるという共通点を確認しました。
職場のハラスメント予防には、組織としての取組みが不可欠です。
一方で、個人で取組めることは何もないのでしょうか? 
 我慢するとき、人は黙りがちです。
 自分より「力」を持つ相手に、何が言えるでしょう?
 参加者みんなで知恵を出し合い、思いついた言葉を実際に一人ずつ言ってみました。
その場でできることもあれば、その後でできることもあります。
いろんな角度から考えたり、他人が上手くやっていたらそれを真似したり、そして実際に言ってみて、使えそうか確認するのがポイント。
 ハラスメントは早期発見・早期対策。支配の構造を見破って、自分に対する主導権を守りましょう。
「えー?」と声に出すだけで、場の雰囲気、相手や周囲の人の言動は変わります
ちょっと、試してみませんか。

Y.O