2016年7月19日火曜日

「雨の音」から「蝉の声」へ

梅雨が開け蝉の鳴き声が響きはじめ、一気に夏へと季節が変わったのを感じます。
「蝉の鳴き声」と言いますが、本当は鳴いているのではなく羽をこすり合わせる音だそうです。
「蝉の羽音」より「蝉の鳴き声」の方がしっくりするのは、地上へ出て7日と言われる命を懸命に生きているエネルギーを感じるからでしょうか。

ところで、蝉の鳴き声は自然と耳に入ってきますが、雨の音を気にしたことはありますか?

私は雨の音(特に梅雨時期の雨音)を聞くのが好きです。
サーサーサーっと降り続く雨音を聞いていると、気持ちが洗われるような感覚になります。
ストレスや自分の中にある迷いや不安、怒りといった負の思考を雨音が流してくれる、私にとって雨音はデトックス効果抜群があるのです。
一番気持ちがいいと感じるのは、雨音を聞きながら眠りにつく時です。

人は、人間関係や仕事、家庭生活、病気など、様々なストレスにさらされますが、ストレスは2つに分類することができるそうです。
1つ目は頑張るストレス。これは心臓や血管にダメージがあり、心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険も。
2つ目は我慢するストレス。こちらは、精神面にダメージがあり、不安やうつを引き起こす原因に。

梅雨が終わりストレスを下げる雨の音を聞く機会がなくなりさびしいなと感じますが、頑張り過ぎず我慢しすぎず、蝉の鳴き声が響きわたる暑い夏を乗り切りたいものです。

N.T