講師は京都産業大学法学部准教授の新恵里さんです。
デートDVは、交際中のカップルの間で起こる暴力のことです。
東京都の調査ではデートDVの被害経験がある人は37.4%になっており、特殊な話ではないことがわかります。
暴力と聞くとまず身体的なものを思い浮かべますが、心理的なもの、性的なもの、経済的なものもあります。
特に、デートDVでは相手の行動を監視・制限するといった社会的暴力が多く見られます。
今回のゼミナールでは、なぜDVは起きてしまうのか、被害の見えにくさや理解のされにくさ、といった私たちがふだん疑問に思っていることについて学びました。
加害者が「信頼がおける人」だと周囲から思われていて被害を訴えても信じてもらえないケースや、被害者の自尊心が低下したり無力感を覚えたりする心理的ダメージなど、わかりやすくお話しいただきました。
後半のワークでは具体例をもとに、被害にあっている人の相談をどのように聞くか、どのようなことばをかけるかを考えました。
★次回のすてっぷゼミナール 「多様な性のことを考えてみよう」
性的マイノリティの人々は社会の中で誤解や偏見によってさまざまな困難に直面しています。
誰もが自分らしく生きるためにどのようなことが必要なのか考えます。
日時:12月5日(土) 14:00~16:00
講師:日高庸晴(宝塚大学看護学部教授)
詳しくは以下のページをご覧ください。
http://www.toyonaka-step.jp/04_seminar_event/12-renzoku-zemi.html
F.K