2015年9月15日火曜日

11月のパネル展企画

朝晩は少し涼しくなってきたものの、日中はまだまだ暑さが残ります。
夏の名残を味わいつつ、晩秋11月に向けての企画を考えています。

すてっぷでは、11月に多目的コーナーで「女性に対する暴力をなくす運動」(毎年11月12日~25日)にちなんで、パネル展を実施する予定にしています。

女性に対する暴力とは、配偶者などからの暴力、性犯罪、売買春、セクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為、人身取引などがが該当しますが、その中でも今年度は相談室に寄せられる件数の多い「DV(配偶者・交際相手からの暴力)」をテーマにします。

DVには身体的暴力以外にも、
精神的暴力(怒鳴る、ばかにする、無視する、物を投げる、死んでやると脅かす など)
経済的暴力(生活費を制限する、自由にお金を使わせない、外で働くことを禁じる など)
社会的暴力(自由に外出させない、行動を制限する、電話・メールのチェックをする など)
性的な暴力(望まないSEXを強要する、避妊に協力しない など)
子どもを利用した暴力(子どもの前での暴力・暴言、子どもに危害、離婚するなら子どもは渡さないと言う など)
があります。

身体的暴力でなければ、影響は少ないかと言うとそうではありません。
むしろ、その他の暴力は目に見えにくいものであり、周囲にもわかってもらいにくい傾向にあります。
なかには、、ご本人自身が自分のしんどい気持ちがどこから来ているのか自覚されていない場合も多々あります。

わたしたちの願いは、「ひとりで悩まず、まずは相談してほしい」ということ。

パネルは視覚に訴えるものですので、どのような形にすれば、心に届くのか、響くのか、と試行錯誤しながら取り組んでいます。

パネル展示以外にも、併せてDVD上映や「女性に対する暴力にNO!」の意思表示アクションなど、いろいろ企画中です。

11月1日~30日までの会期になります。
たくさんの方のご来場をお待ちしています。

U・M