2015年6月20日土曜日

ロボット参画!?

 お掃除ロボットの出荷台数が増え続けているらしく、日本のメーカー各社も順次、市場参入を果たしています。雑誌広告やテレビCMにも頻繁に登場するようになりましたが、この先、どのくらい一般家庭に普及するのか興味津々です。

 今年初めに発表された政府の掲げる「ロボット新戦略」では、ロボット革命を実現し、非製造分野における市場規模を2020年までに、なんと現在の20倍である1.2 兆円にするという高い目標値が示されています。

 「家事、育児、介護」という女性に偏りがちなアンペイドワーク領域へのロボット参入も確実に進むでしょうから、5年後、10年後、共働き世帯の増加とも相まって、私たちの生活スタイルがどう変化していくのか大いに気になるところです。
 女性の就労継続をロボットが一部サポートする姿を頭の中で描いてみると、現実感は正直ありませんが、妄想だけはいろいろと広がります。例えば、インターネットの世界では、クラウド、ビッグデータ等に見られるように、少し前には想像もできなかったイノベーションが起こっています。ですから、ロボット革命においても、いかに人間と適切に共存できるかという課題はあるものの、きっと、私たちの生活に密着した形で発展を遂げていくのだと想像しています。

 超高齢社会、生産年齢人口の減少、単身世帯の増加等に直面している日本ですから、産業用のみならず、生活支援型ロボットの開発にも力を入れることで、社会が抱える問題の解決策として、選択肢の一つとなっていくのでしょうか。
 近未来、ぜひとも、男性vsロボットの家事従事割合の統計を見てみたいものです。

 さて、その2020年まであと5年、「202030」を掲げた男女共同参画目標(2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%にするという国の目標)がある一方で、いったいどんなロボット社会が到来するのか、そして、女性の活躍とロボット、この両者はどんな相関を示すのか、この点を興味深くも冷静に見つめていきたいです。

K.N