2015年6月14日日曜日

すてっぷゼミナール②「『発達障害』を考える」を実施しました

5月30日(土)、すてっぷゼミナール②「『発達障害』を考える」を実施しました。
反響が大きく、定員を倍以上に増やしてのセミナーになりました。

講師は豊中市保健所所長の松岡太郎さんです。


市立豊中病院で小児科医として診療されてきた経験から、発達障害についてお話いただきました。

学習障害(LD)は「ソフトを入れ忘れた優秀なパソコンのイメージ」、というように例えやエピソードの紹介があり、とてもわかりやすい解説でした。

特に、広汎性発達障害(PDD)あるいは自閉症スペクトラム障害(ASD)について、得意なことや不得意なこと、独特の身体感覚など、重点的にお話がありました。

理解するためのキーワードのひとつとして「先が読めないための不安」を挙げ、伝え方のヒントについても知ることができました。

発達障害は先天的なもので、人口の10%に及ぶという調査もあります。

早期にわかって周囲が適切な関わりをもてば、うつ病などの二次障害の予防にもつながり、自分を大切にする心も育まれます。

発達障害であるかどうかの境界ははっきりしないため、「すべての子どもは発達障害の要素をある程度は持っている」と思って接してほしい、とのことでした。





◇次回のすてっぷゼミナール◇

「男性介護者130万人時代 男が介護するということ」
日時:7月25日(土)14:00~16:00
講師:津止 正敏(立命館大学教授)

詳細はこちら 
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F.K