2014年12月27日土曜日

すてっぷゼミナール⑥「国際社会から見た日本の人権意識」を実施しました

12月20日(土)、すてっぷゼミナール⑥「国際社会から見た日本の人権意識」を実施しました。
講師は当財団の評議員でヒューライツ大阪所長の白石理さんです。



日本での人権に対する一般的な問題意識は国際社会と比べてどのようなギャップがあるのでしょうか。

国際的な人権保障に最先端で携わってきた白石さんが分かりやすくお話してくださいました。

日本では人権は「道徳」のように思われがちです。
「お互いに思いやりをもちあう」というのはもちろんいいことですが、人権侵害を解決できるものではありません。
人権は世界人権宣言に代表される諸々の宣言や条約によって基準を定められています。
法で守られるものであり、道徳ではないのです。

世界を見ればもっとひどい人権侵害がある、と感じている人もいるのではないでしょうか。
だからといって、ヘイトスピーチや性暴力等、日本で実際に人権を侵害されている声を無いものにはできません。

一人ひとりが人権感覚をみがくことが大切だと学びました。

白石さんのお話を受けて参加者同士で話し合い、2014年の締めくくりに大切な人権について考える一日になりました。




F.K