DV(ドメスティック・バイオレンス)は暴力で相手を思い通りに支配して従わせようとする人権侵害です。
暴力は体に振るわれるものだけではなく、自由を奪う・心を傷つける・経済的安定を妨げるといった様々なものがあります。
身近な問題でありながらなかなか深く学ぶ機会のないDVについて、これだけは知っておきたいポイントをお話いただきました。
力と支配の手段として暴力があること、DVの背景には性別役割分業意識があることといったDVの基礎知識や、被害の現状などのお話をうかがいました。
私たち一人ひとりが他者の人権を尊重し、ジェンダー意識に気づき、DVについて知ることが大切だと学びました。
講座終了後は多目的コーナーですてっぷ登録団体「朗読人ひまわり」によるDVやいじめをテーマにした絵本の朗読があり、大人も子どもも熱心に耳を傾けていました。
<参加者の声>
・DVに対する認識が今まで少なかったが講義を受けてよくわかった。
・DVに関する報道があっても「また変な男が…」のような感想しか持っていませんでいたが、そのニュースの裏側にこれだけの背景があったのかと衝撃的でした。
<次回のすてっぷゼミナール>
「国際社会から見た日本の人権意識」
日時:12月20(土) 14:00~16:00
講師:白石理(ヒューライツ大阪所長)
詳細、申し込みはこちら ★
F.K