2014年6月17日火曜日

「メディアでおしゃべり」第3回を実施しました

6月16日(月)に「メディアでおしゃべり」第3回目を実施しました。

私たちのものの考え方やとらえ方はどこからきているのでしょうか。
親、学校教育…そしてもう一つ大きな要素はテレビや雑誌・メディアが伝える情報です。

今回はテレビCMでおしゃべりしました。

映像技法と音声技法に注目して、まずは60秒の企業CMを分析します。
状況設定は単身赴任の夫とそれを支える家族です。

ショット数、カメラワーク、音響効果など、何度も繰り返してCMを観ながら分析シートを埋めていきました。
CMから感じたことを、印象ではなく根拠をもって話すための準備です。

分析シートを持ち寄ったグループワークでは、
「色調や音楽の効果で落ち着いた雰囲気が出ている」
「企業名が最後に出てくるだけなので、何のCMなのか引きつけられた」
「たぶんテレビで流れていたら、商品があんなにクローズアップされているのには気づかなかったと思う」
といった意見が出ました。

もう一つ30秒のスマホCMを分析すると、比較していろいろな発見がありました。
「60秒のCMと比べてショット数が多い。登場人物の忙しい感じが伝わってきた」
「笑顔のクローズアップが多くて、忙しいけど充実したイメージ」
「あんなに笑顔でいると疲れるよね」
「英語の歌なのは、画面の切り替わりが多いので歌詞に気を取られないようにしている?」

育休明けの女性が職場復帰するテーマで制作されていましたが、「CMで映されているのは子どもをお迎えに行くまで。その後の生活が大変なのに!」といった感想も飛び出しました。



テレビをつけるとたくさん流れているCM。
初めてこんなに集中してCMを観た参加者さんもいたのではないでしょうか。

楽しくおしゃべりしながらメディアについて考えた3回となりました。

☆6月26日(木)10時からすてっぷで今回のセミナーの振り返り会を開きます。
 セミナーに参加された方は気軽にお立ち寄りください。

☆過去の講座レポート
第1回
第2回

☆今後のメディア・リテラシー講座の予定
12月から全3回で予定しています。
今度のテーマはインターネット。
お楽しみに!

F.K